不慮の事故

ポポが入院しました。何故そうなってしまったのか?あえてココで紹介します。
皆さんちの可愛いワンちゃんには、こんなお馬鹿なことが無いよう参考にしてね。
でも、どこでもありがちな事故ですよ。気を付けていたとは言え、ポポごめんね〜♪

事件はこうして起こった! 1月12日pm10:30頃、風邪気味で寒気と熱を感じた父さんは、
市販の風邪薬(ルル)を取り出して、封を開けた。
新品だったので、キャップを開けると、ナイロンが上に入れてあり
落とさないように、テーブルの上で慎重に開けました。ナイロンを取ったところ
偶然ナイロンにくっついていた、1錠の薬が、テーブルの上にコロコロコロ・・・
コロコロコロコロ・・・・♪錠剤コロコロすっころりーん♪(おむすびコロりん)
コン・コン・ポロン・・・床に落ちたとさ。
すると、テーブルの下で、父さんに“遊んで光線”を、あびせていたポポは
大喜び!“わ〜飴が落ちてきた♪ラッキー!”
とでも思ったのか、パクンッ!“ポポダメ!!”と言う父さんの声は
“遊んでくれるの〜?”とでも聞こえたのか、じゃれて、逃げた。
薬の表面は、飲みやすいように、甘く味がついてるようです。
思わず飲み込んでしまったんでしょう。だって、ビービ-弾の、ちいちゃな
玉など時々落ちてたりしても、口に入れて遊びはするけど、絶対食べる事無いし
いつも拾い食いなど、しない子なのに・・・
どうする? 私はのーんびり、お風呂で、くつろいでた時、“ポポが風邪薬飲んでしまった!”
と、父さんは言った。“吐かせたら?”と、軽く言ったものの
指を突っ込んでも吐かないし、犬ってどうやって吐かせるかなんて、とっさに思いつきません。
時間だけがどんどん経っていく。水を飲ませよう!と、少し飲ませたものの
うまく飲ませられず、吐く気配も無し!
ネットと、タウンページ。 父さんはタウンページを探して、動物病院を探し
私は、パピクラのMLを、打ち。
どうなるんだろう?
この風邪薬。
ちょっと、パニクッていたけど、ふと考えた。
この風邪薬・・体重75キロ近い父さんが、1回に飲む量が3錠。
体重1.6キロのポポが、1錠。・・・(25キロで1錠だから、え〜〜〜、15錠って事????)
まずい!でも吐かない!!時間が過ぎていく。
神様・仏様・パピクラ様。 すぐ、パピクラのMLを見てくださった方から、大阪の救急病院の電話番号を
教えて頂き、電話した。パピクラ入ってて良かった!!神様からのMLに思えた。
あせって聞き間違えた? 病院に電話して、事情を説明。すぐ吐かせた方がいいとの事。
どうやって吐かせるのか聞いたら、“塩を飲ませる”“オキシドールを少し飲ませる”
すぐ、口の中に塩を、入れたが、ペロペロするばかりで、吐きそうに無し。
オキシドールが見当たらない!“エタノールでもいいかも?”エタノールを数滴口に入れても
吐く気配無し。すぐ病院に連れてきてください!と言われたが、大阪まではいけないよ〜。
ポポシェイク! ぐるぐる回せば、吐くかも?そう言って父さんは、キッチンの所でポポをぐるんぐるんシェイクしていた。
苦肉の策だが、ちと笑える!吐く気配なしで、諦めた。
やっと見つかった救急病院。 名古屋で診てくれる病院に電話がつながった。状況説明して、誤飲した薬の成分を伝える。すぐ連れてきてください。と言われ準備。
超スピードで病院へ。 私の運転じゃ、場所もわからないし、いつ着くかわからない!父さん猛スピードで運転手!
でも待てよ。そういえば、父さん風邪で、ダウンしかけてて薬を飲んだんだった。大丈夫?
薬を飲んで1時間経過。 やっと病院に着いた。すぐ吐かせようと言う事で、オキシドールを注射器みたいなので口に入れられた。
“普通このぐらいの量で吐くはずです”でも、吐かない!もう一度、口に入れられた。
ポポ苦しそう。でも吐かない!“ポポ-、お願いだから吐いてよ〜” 舌を見ると、細胞が壊れた?らしく
白黄色の斑点がいっぱい!
“何で吐かせようとしましたか?”と言われ、“塩を口に入れたのと、オキシドールがなかったのでエタノールを1mLぐらい”“塩じゃなくて、塩水ですよ”“エタノールはアルコールですから吐かないと思いますよ”
と言われた! が〜〜ん! よく考えればわかるけど
あの時は、あせって 塩と聞いてそのまま塩を口に入れてしまった。お馬鹿な私!
薬の成分。 ポポが飲んでしまった薬の成分の中で、「アセトアミノフェン」が、猫には致命的な症状が出る可能性がある
物質らしい。量も良くないらしい。でも、犬にはどうなのか前例がないから分からないらしい。
おまけに、完璧に猫より小さいポポには、どんな状態になるのか分からないと言われた。
やっと、ゲロッパ! まだ吐かない!診察台の上だから緊張してるのかも?下に降ろしたら、フラフラしながら
やっと吐いてくれた!良かった。すぐ薬がないか探したが、消化されてない食べ物ばかりで、薬は見つからず
もう解けて、吸収してしまったよう。
治療。 胃の粘膜を保護する薬と、活性炭(毒素を吸着させる)の薬を、飲まされて、細い足の毛を剃られ、
針を刺されて血管確保し、首に、でっかいワッカを着けられて、大きなワンちゃんがいる上のお部屋に入れられた。
ココはどこ?私は誰? きっとポポはそう思ってるのかな?なぜか、急に指突っ込まれて、塩なめさせられて、シェイクされて、
まずいもの飲まされて、吐かされて、まずい薬飲まされて、毛剃られて、針打たれて、血採られて、
変なワッカ着けられて、狭いお部屋に入れられて、何がなんだか一番理解できないのはポポでしょう。
かわいそう・・
夜中の診察代。 ぐったりしたポポを、お願いし今日の治療費¥15225。高いのか安いのか判らないけど。
ホッと安心。でも心配。 先生にポポはお任せし、私達は帰る事に。なんかむなしい気持ちと、もやもやした気持ちと
お疲れが・・・元気になってねポポ と祈りながら・・。
ふと思い出した。そういえば父さん風邪で、フラフラだったんだ。
ジワ〜。感動。 行きは、父さん超スピードで行ったけど、帰りは私がぼ〜っと運転して帰宅。こんなに遠かったんだ。
MLチェックすると、沢山のアドバイス・励ましメール。感激と、不安と、入り混じって涙が止まらなかった。
もう夜中の1時を過ぎていた。
翌日・翌々日 翌日、検査結果を聞くためにTEL。肝臓の機能がおかしくなっているらしく、もう1日入院。
翌々日、だいぶ良くなってきたので、とりあえず退院OK.
退院。 迎えに行ったポポは、何かに脅えるように、さみしい顔。自慢の耳の毛も、ぐちゃぐちゃで。早くお家に帰ろうね。おうちに帰ってきたけど、まだ元気がないポポ。早く良くなってね。
入院代。 2日の入院と、検査、点滴、薬他合わせて¥33390!先日の分も合わせると¥48615・・・ちと痛い出費!
元気になったよ。 やっと、いつものポポに戻ってきたよ。ご飯も食べれるようになったし、もう安心かな?
本当にこれで
よかったのかな?
たった1錠の風邪薬が、約¥50000に変身した。ポポも辛い思いをいっぱいした。
でもポポにしてみたら、飲んでしまった薬より、そのあとで飲まされた、塩や、オキシドールや、薬や、
点滴や、入院生活の方が、辛かったんじゃないかな?そのまま何もしなかったら、どうなっていたんだろう?
もっと最悪な事態になってたのかな?何事も無くちょっと元気が無いな?程度で終わっていたのかな?過保護すぎたかな?どちらにしても、一番ポポが辛かったよね。でも元気になって本当に良かった!!
教訓! 誤飲したときの吐かせ方は、もうばっちり。二度と、有ってはいけないけどね。
救急病院の電話番号と、オキシドールと、薬を飲ませるスポイドは、ばっちりよ!
救急病院。 名古屋0120−733−565  大阪0722-22-8132
動物病院検索